商売としての本

本の引き取りの依頼があったので出かけると、閉店するので本を処分したいということでした。二階の物置部屋から出てくる本を段ボールに詰めて約10箱位になり、台車を使って三往復しました。それらを整理して、店に置く本として確保したのが10冊程、雑誌が多いので後はそのまま段ボールに詰めて見られるようにしてあります。

再三書いているように、本の買い取りもしていますが、店には自分の置きたい本しか置いてありません。それ以外の本は色々な手段を使ってなるべく捨てることのないように処分していきます。ネット販売をしていませんのでこれに結構時間がかかります。店の棚も少ないのでなるべく動かしたくないというおよそ商売らしくないやり方です。

できればゆっくり本が動いていけばいいと思っています。ビジネスとしての古本屋ですと安く大量に仕入れて、店とネットと市でどんどん売り捌いていき利益を上げていくことになるのですが、一人で細々とやっているのでとてもそんな風にはできません。そんな忙しい生活は無理なので、自分勝手ではありますが好きな本を並べて、あまりたたき売りをしないで本を必要としている人のところへ届けるという小商いを目指しています。