30年ぶりの再会

先週は小岩の古本屋へ出かけました。ネットで調べたら古い雑誌を置いているという店があったので、ネットで売られている雑誌の他にもあるのではないかと思い雨の中を出かけたのです。店は事前に調べたようにすぐに見つかり、肝心の雑誌類はあまり欲しいものはなかったのですが、なかなかの棚で何冊かの本を購入してきました。

何故小岩なのかと言うのは、先日そこに住んでいる知り合いから近況を書いた葉書が届き、電話をしたら今日なら会えるということだったのです。今では年賀状をやり取りするだけで済ませている状態でしたが、ほとんど違和感なく話も出来て、お互いに老人になってしまった近況を語り合いました。正確には覚えていないのですが、約30年ぶりにはなろうかという久しぶりの対面でした。近辺の共通の知り合いの近況もわかりました。趣味の仲間として、以前はお互いの家を訪問したこともあったのですが、もう次は会えないかもしれないと言って別れました。

30年以上前のことは懐かしいだけで、今ではもうどうでもいいことばかりです。故郷の同級生や職場の仲間、趣味の友人たち、会えば思い出す人たちですが、普段は全く考えていない生活です。年を取って昔のことが懐かしくなり、どうしているのだろうかと思い出すのは、いよいよ人生の終わりの時なのかも知れません。ここ何年かで大体昔の思い出に残る人や場所は訪問しているので、もう心残りな部分はなくなっているかも知れません。

次の日は、大雨で電車が止まったり、道路が浸水したりという状態だったので、思い切って出かけて良かったと思っています。この大雨は50年ぶりだそうです。最近は100年ぶりの出来事とか、未曾有の事故などと言うのが多くて、何が起こるかわかりません。