本を読む

 年末年始と定休日に合わせて連休となったので今まで行った店でもう一度行きたかった店を再度訪問した。また年明けは近くを走っている八高線を利用して八王子と高崎まで出かけた。ローカル線なのでとにかく時間がかかる。のんびりと倍の時間をかけて穏やかな日差しの中を電車が走っていく。乗客のほとんどは眠っていたが、自分もやはり寝てしまった。そして久しぶりの骨董市と故郷へと結構休むことなく出かけていた。今年は本当に暖かくて家にいるときは精力的に読書の時間となった。

 読んでから売るというのが基本だからとにかく読もうと思っている本がだんだんと増えてしまって読書が追いつかない状態だった。少しだけ消化したがまだまだ読もうと積んである本が多い。加えて今は図書館に通いながら郷土の人たちが出した本を調べているが、これが結構あって時間を摂られている。店に郷土の文人たちの本を置きたいと思っている。せっかく縁あってこの地に在るのだからとあちこち歩くなかでそれらも揃えている。地元近辺の本屋にはまだまだ隠れている郷土本がありそうなのだが、値段も結構するのでこれもなかなか追いつかない。

 そんな中でひたすら読書を消化している。本を読み、読んだ中で気になったことを調べ、類書を探し、入手したものをまた読む。特別に体系だった読み方をしていないのでかなり乱雑な読書になるが、読もうとする本が増えて行く気配があり、生涯かけても読み終わることがあるのだろうかという状況だ。