生前整理

 テレビで生前整理という特集をやっていたので興味を持って最後まで見てしまった。ごみ屋敷とまではいかなくても家の中は常に雑然としている。古本屋を始めたのも本を整理しようと思ってのことだ。しかし買い取りがけっこうあるので本はなかなか減らない。棚が限られているので時々まとめて処分しているがやはり簡単には減っていかないものだ。現在住んでいる家は以前の家よりかなり狭いので引越しをしたときに家具などは捨てたのだが、それでもかなり狭い。そんな訳で少しずつ要らないものを処分している。色々なものが捨てられずに家の中に溜まっているのだ。無くても何も困ることはないのにただ置いてあるだけなのだ。洋服など何年も着ることがないものがあるので皆捨ててしまった。古い写真や手紙、見ることのないビデオやCD、使うことのない資料、新しく収納家具などを買うとその中に入れてしまうのでとにかく皆捨ててしまった。一気にやると疲れてしまうので少しずつ片付けている。どうせ死んでしまったら本当にごみにしかならないのだから同じことである。テレビでは片付けのプロなる人が登場して捨てるものと残すものを分別していたが、依頼者本人は片付けてきれいになるのが面白いらしく結構捨てていた。何も持たずに家から出て来たので私が持っているものは趣味的に集めてきたものがほとんどだ。消える時までに整理しておきたい。