ああ言えばこう病む

 町役場から健康診断の結果が良くないので指定された病院へ相談に行きなさいと連絡がきた。毎年健康診断を受診しているが初めての通知だった。おそらく町の高齢化率が高くなり、そういう指導がされているものと思われる。その前には介護が必要かどうかの状況調査も届いている。これらを無視していると催促の電話をするというので丁寧に調査には答えて、病院にも行ってきた。特に介護が必要な訳でもないし、家族を介護している訳でもないが、将来的にはどうなるのかはわからない。我が家ではこの手の調査には協力的だが、その答えでは拒否的な雰囲気を醸し出しているので町からの反応はあまり良くないと感じている。指定された病院は以前に働いていた所なので様子もわかっているが、初めてなので一時間は取ってもらいたいと言うのでじっくり話を聞いてきた。すでに検診の結果は相手側に把握されていて、内容もほとんど問題ない数字だった。基本的にはメタボ対策の健康指導なのだ。実は昨年の検診後に胃の不調があり、体重がかなり落ちていたものだから数字は改善されている。むしろ落ちた体重が元に戻らないので心配している位だ。結局メタボはないので体力維持のトレーニングをするようにという指導だった。おまけに毎日のチェックをしなくてはならない。ストレスで病気になってしまうかもしれない。そして半年後には再度検査をするというのだ。町の医療費負担が年々増加していくのもわかるような気がする。病気にならないために予防をしなくてはいけない。そのためにお金をかけて調査をし、相談のために病院に委託し、健康維持のための運動教室などを開催すると余計な費用がかかっているような気がするのだが。何もしないでいれば自然に死んでいくだろうに、そんなにまでして病気を見つけるとまた医療費負担が増えていくのではないだろうか。