最近のニュース

 最近日課のように朝晩のニュースを見ている。大体その日に起こったことが夜のニュースで取り上げられ、繰り返し放送されている。映像も同じものが流されるので何回も見ると飽きてしまう。朝のワイドショーもほぼ同じ内容なので繰り返し見ているとやはり飽きてくる。こうして同じことを何回も繰り返して見ていると何だか大切なことでもどうでもよくなってくるような気がする。新聞も拾い読みのようになってくるし、大事なことが起こっても驚かなくなるのかも知れない。怖い話だ。

 こうして麻痺してくるのは政治のニュースである。社会的にはおかしな話であっても政治家のやることでは当たり前のことになってしまう。どうせ議員のやることなど信用性がなくても当然だという話になってくると何のために選挙で選んでいるのかわからなくなってしまう。選挙をやるにも多額の費用がかかるし、候補者も当然お金を使って立候補する訳だ。それに当選してしまえば報酬や活動費としてまた市民の税金が支払われることになる。挙句にニュースで伝えられてくるのは不祥事ばかりでは本当に空しくなるばかりだ。最近の政治的なニュースで多いのは発言が失言として取り上げられることだ。気になるのは言葉の意味や内容には関係ない揚げ足取り的な取り上げ方が大きく広まっている事である。ネットなどで拡散するのももしかしたら影響しているのだろうか。話題になっている失言の多くは確信的にそう思っているから言ってしまうのだと思う。そう内心で思っているから何の疑問も持たずに発言する訳で、そのことに反感を抱くならそういう人は選挙で選ばないのがいいと思う。それなのにどうしてそんな議員たちばかりが当選してくるのだろうか。表面的な言葉に騙されてしまうのだろうか。犯罪を犯せば公民権の停止が行われるが、減点方式で社会的な失点を繰り返したら立候補をお休みしなければいけないなどというシステムはないのだろうかなどと思ってしまう。