日々雑感

　年末年始を約一週間休んで久しぶりに正月らしいのかなと思っていたら何と言うこともなくあっという間に過ぎてしまった。年末はぎりぎりまで古本屋を歩き年始も古本を買い求めて終った気がする。合間には家の掃除や畑や林の手入れをしていたのだが時間がゆっくりと流れていた感じだった。家人は例年のように年末にけがをして寝ていたので子供の訪問などを断りただ過ごしていたような日々であった。テレビはニュース以外に見ることはなく新聞も止めてしまったのでただ時間が過ぎるのを待っているだけだった。休みを利用して本を読もうと思って紙袋一つの本を抱えて帰ったのだが結局一冊も読むことは無かった。昨年一年間のやるべきこととして考えていたことはほとんどできておらず積み残しているので本来ならやらなければいけないことがある筈だが休みの間に何となく考えていたのはこれからの残りの人生をどう過ごすのかと言うことだった。本当に漠然としたものだが何となくイメージできたことがある。それは挫折感のような所から始まっているので特に何か期待するものはない。期待しないだけ虚しさも無いので普通に生きられるような気がする。