社会的事業と新公共スタイル5

 先日久しぶりに以前に勤めていた団体の集会に行って来た。事業所は地元にあり、その職場で働いている人がチラシを持ってきたのだ。今度は全員参加ですと言うことだったので行ってみることにした。集会の内容は自分が事務局として働いていたことだったので現状はどうなっているのかも気になる所だ。集会全体は前と変わらず同じことをやっているように感じたし、法律の制定も進んでいないようだった。それでも埼玉でまだ集会が開催できるだけのエネルギーがあることには感心する。この制度化の運動はすでに20年近くも続いているのだからその持続する意志の力はすごいと思う。ただ法制度のことなので実務的には国会での動きが重要でそこが依然として同じようなことを繰り返しているようなのでなかなか難しいのかなと印象を受けた。このテーマで何回か書いているように私のような高齢者や社会的に様々な立場で苦労している人達が新しい事業に取り組める制度の構築を考えている。社会的にも大きな会社の倒産や合併が行われてリストラや組織の見直し、労働者の意識の変化や雇用の在り方が変わっていく中で新しい働き方があっても良いのではないかと思っている。そんなことを一つの形に出来ればと考えていたら国の政策で働き方改革などと言うものが出てきて、働く者にとってあまり良くない方向に向かっているような気がするのだ。以前も同様の動きがあって国が本来やるべきことを民間でやるようにするとどうしても官僚的な動きに丸め込まれてしまうような気がするのだ。今取り組んでいるのは法人化して起業すると言うことだ。以前はNPO団体の法人化で運動していたが、結局これも実務的な部分で国の政策に取り込まれてしまった。今回も同じような形になってきているのが気になる所である。