いよいよ来たのか

趣味的な店とは言えあまりにも暇なのでついパソコンを眺めている事が多くなる。そのせいかあるいは老化現象なのか最近は目が見えにくくなっている。まず細かい字が読めなくなっているのとつい上目づかいに裸眼で字を眺める癖がついてしまい字を追うのが物凄く疲れるのだ。したがって本を読むのが疲れるようになってしまった。昔本が好きなのなら古本屋になりなさいと言われたがこんな事が待っているとは思わなかった。おまけにどうもパソコンで字を読んだり書いたりするのが行けないのかも知れない。先日もお客さんに本が好きでよく読んでいる人の目が見えないというのは致命傷だと言われた。高齢のお客さんがよく言う言葉に目が疲れるし細かい字が見えないから本を読まなくなったという事がある。それを実感する。このまま悪い状態が進んだらもっとひどい事になるかも知れないという不安があるのでビクビクしているのである。おまけに加えていけないのはお金の計算ができなくなってきたことだ。お釣りの暗算で繰り上がりや繰り下がり雅分からなくなってしまう事がある。面倒なので買い物をするときはお札を出して釣銭を貰うようになった。店では簡単なことでも計算機を使うようにしている。趣味的な店なので本の価格も切りの良い分かりやすい金額に設定している。多くの高齢者が同様の問題で悩んでいるのかも知れないと思いながらこの不安感が人生の最後の方でやってくるのを分からなかった。

いかし毎週のようにあちこちに出かけてはお客さんに頼まれた本を探して歩いている。面白そうな本があるとつい手が出てしまい買ってきた本はまず必ず読んでいる。