貴重な詩集、再び

いつだったかよく見ている本の収集をしている人のツイッターを見ていたら詩人で歌手の友川かずき氏の弟さんの詩集の写真が出ていた。弟さんも詩を書いている人で詩集を出しているという話はどこかで聞いていたのでどんな詩集なのか見たいと思っていた。それにしてもこのツイッターを書いている人はこんな珍しい本をいっぱい探してきては紹介している。その写真を見ては何度もこういった本だったのかと思うことがあった。私も色々な詩集を探しては買い求めているがそうそう見ることは叶わない。先日やはり詩の好きなお客さんがやってきてその話をしたら自分は二冊持っているので今度持ってきてあげると言われた。このお客さんもこんな風に貴重な本を数多く持っている人なのである。話に出る色々な本を必ずと言っていいほど持っているというのである。皆さん本当に本が好きでそれも歩いては探し出してきているという人たちだ。そんなことを聞いては自分もこれからどこかでそんな感じで好きな本を見つけることができるかも知れないと願っている。さてそのお客さんは何とその翌日に詩集を持ってきてくれた。時間を空けると忘れてしまうのでとわざわざ届けてくれたのだ。詩集は見た目は古本だがきちんと箱入りで帯も付いている立派なものだ。遺稿詩集なので後書に寄稿している人達の文章を読むと切ないものがある。「及位覚遺稿詩集」(矢立出版)