最近の傾向

新型コロナウイルスの流行は依然と衰える気配もなく緊急事態宣言は解除されても出かけるのには躊躇してしまう。ネットでいつも見ているSMSなどを見ているとそれでも皆さん怯むことなく古本買いに出かけているようだが大丈夫なのだろうかと心配になる。今までのように休みの度に古本を買いに行くことは無くなってしまった。その分はネットで買っているのだがやはり値段が高くなるのでそんなに数多く買うことも出来ない。ポツポツと読みたい本だけを買っている。ちょうど持っている本を少し整理して減らしている時期なので良かったかもしれない。年末年始で結構整理できたのでこんな感じで全体的に好きな本だけを並べていくのが良いと思っている。最近読んだ本は漫画などの読みやすいものが多くなっている。今日も漫画を一冊届けて貰ったばかりである。これを今夜から読み始めるがかなり分厚い本なので時間がかかるかも知れない。先日読み終えたのは以前に読んだものを再度読み返したもので人とロボットが共生する未来社会の話であった。今回読んだ本の中にも似たような内容のことが書かれていた。社会全体で機械化が進められている中で少子化傾向も比例して進んでいるというものである。冒頭の話は分かりやすくて面白かったが読み進めると難しくなってきて時間がかかってしまった。気候変動の話では前回読んだ「人新世の資本論」も最後まで難しいなと思って読んだのだが今回の本とセットで読むとよかったかも知れない。戦後の経済的復興や過剰な消費社会で将来的な不安感を感じる部分もある。分解ということから想像すると地球全体を壊し続けているのかと怖くなってしまうがもとに戻ることは出来ないだろう、中ほどに展開されるクズ屋の話は新鮮だった。最近このような議論を展開する若い世代が見られるようになったのも嬉しい。「分解の哲学」藤原辰史(青土社)