自著を語るということ

家の中に本が少しずつ積み上げられていく。店が無くなって自分の蔵書だけになったのだが倉庫に置くとすぐに見られないので自分の部屋に置いている。そこに新たに買った本が一緒になって積み上がって行く事になるのでだんだんと身の周りが狭くなってしまうのだ。でもすぐに本を手に取って見られるという便利さは良いことだと思う。そして読み終えたのは「哲学者内山節の世界」という本である。憶えていないのだがどうも古本ではないようだ。最近よく新刊で買うので出たばかりの本かも知れない。読もうと思って次々と積み上げているので手が届く範囲で読み始めてしまう。内山氏の著作集全15巻が出たのでその紹介的な本なのかも知れない。最初の部分は内山氏が自分の出した本について書いたものである。これが面白いのでしばらく読み進めてしまった。店にも何冊かは集めて置いていたのだが今は売り払ってしまったのでおそらく一冊も残ってはいないと思う。著作集もいまさらという気がするがこの自著を語る文章が面白いのでまた読んでみたくなってしまった。ということで何冊かチェックして書き抜いて置いた。買うことになるのでしょうか。