寝床の読書

新型ウイルスの流行は何時までたっても終わらない。感染者が少なくなったと思ってしばらくすると再び増加する。その繰り返しで全体的にはその数は増えていくばかりだ。おまけに感染後の後遺症で体調がすぐれなくなる人も多くいるようだ。このウイルスはわたしたちの生活を大きく変えてしまったと思う。私たち年寄りは外出することを控えるようになった。定年後の生活は社会との接点が少なくなり家の中で過ごすことが多くなる。それなのに感染を恐れて外出を控えていたら他の人と話す機会もなくなり家に閉じこもって生活することになってしまう。精神的にも良くないし体調も悪くなるような気がする。そんな生活がすでに二年以上も続いているので心配になってくる。ことから

最近は朝早く起きるのを止めて明るくなっても布団の中で過ごしている。起きた所で会社に行くわけでもなく寒さの中をテレビを眺めているだけだからだ。遅くまで寝ていても誰に迷惑をかける訳でもなくむしろ早起きすると家族から文句を言われることもある。そんなことから布団の中に居て枕元に置いてある本を読んでいる。本は外に出なくてもインターネットで注文すれば家まで届けてくれる。そうして積み上げられていた本を朝起きる前に読んでいるのだ。今までは寝ながら本を読むと悪く言われることがあったが今更そんなことも無いので結構読み進んでいる。大体本は買うだけで読まずにただ積み上げて置いたものが多かったのでこの間に一気に読んでいる。驚いたことにこの寝ながら読書で積み上げられた本が無くなってきたのだ。最近買ってきた本まで読んでしまって周囲にあった本は無くなり店の棚に納められてしまった。