注文の多いカフェ

先日近くにある古民家カフェに出かけた。最近家族はこういったカフェでお茶を飲むのが好きなようで私といった後に知り合いたちともう一度出かけるのだ。要するに今回は下見のようなものである。家に引き籠っているよりあちこち出かけてみる方が気持ちも良いだろう。そう思ってそんなカフェが載っている本を見つけたので買ってきたのだ。それを見て時々出かけているようだ。今回は私の休みに合わせて一緒に出掛けることになったという訳である。以前にもこの近くにある古民家カフェに行ったことがある。今回はその店よりさらに奥まった所にあったが看板が見つけられずに一度通り過ぎてしまった。何とか探してたどり着いて駐車場もわかってやっと店まで坂道を登っていくと既に先客があった。折角なので相席をお願いして席に座って様子を見ていたが店主一人で切り盛りしているので時間がかかるようだった。メニューを貰ったがその説明を聞く所から始まった。どうも拘りがあるようなのでこちらもじっくりとメニューを睨んで悩んでしまった。しかし内容はコーヒーはアイスのみで種類も二つしか無い。軽食もワッフルだけでそれも二つしか無い。隣に座っているお客さんが頼んだものを頼むか別のものを頼むか悩みながら別のものにした。様子をみていると隣のお客さんにも同様で食べるときはこうして下さいと言うのである。コーヒーもシロップを入れるのをお勧めしますと言う。折角のこだわりのコーヒーなのに甘いシロップやミルクを勧めるのだ。どこの段階で帰ろうかとずっと悩みながらもゆっくりと味わいながら飲み食べて隣りのお客さんが帰った時に一緒に帰ることにした。メニューの説明、注文の説明、食べ方の説明ととても丁寧な接客ですっかり疲れてしまった。やはり山の中で古民家を改良してお洒落なカフェをやっている人には何らかの拘りがあるものだと納得する。