2019年

10月

29日

久しぶりの古本まつり

今週の定休日には神田神保町で行われている古本まつりに行ってみた。ここ何年かは出掛けなかったが久しぶりに覗いてみた。これだけ古書店が集まっているのも凄い所だが街頭に多くの本が並んでいるのも珍しいだろう。久しぶりなので少し街頭の本を覗いていたがあまりの数が多く並んでいるので疲れてしまった。最近は本が売れないと言われるがそれでも多くの人が出ていた。見る限りそんなに何冊もの本を抱えている人はいなかったのでやはり売る方としては厳しいということなのだろうか。以前と同じでやはり本を見るのに疲れてしまうので結局店の中の本を見ることになってしまった。古書店街なのに新刊書店で多くの本を買ってしまった。大きな書店があるからというのもあるが残念なことに地域の書店には並んでいない本が何冊も置いてあるのだ。基本的には書店ではどこでも同じ本が買える筈なのに地方の書店では欲しい本が買えない状況が続いているのだ。東京に通勤していた頃にはどこでも本が買えたのに地方にいてあまり遠出をしないと欲しい本は注文しないと買えないのだ。本が売れないと嘆くより近くの書店で本が買える状態をつくってもらいたいと思う。神田は古書店が多すぎてぶらぶらと本を選んで歩くには少し遠すぎる。帰りの時間を気にしながら目当ての店を調べて寄ってくるしかない。久しぶりの古本まつりだったが結局よく行く店に寄っていつもと同じような本を買って帰ってくるという結果になってしまった。

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2019年

10月

19日

丁寧に生きること

何で知ったのだろうかと思い返してみても思い当たらないのだが名前だけは知っていたのでそんなことで買ってしまったのではないかと思う。最初はわからなかったが読んでみてから帯文の内容が理解できたような気がする。書かれていたのは「丁寧に書くことは丁寧に生きること」である。著者はまだ30代の女性である。名前だけは知っていたというのは彼女は歌手でもあるからである。以前店の近くに住んでいた若いカップルが会社を辞めて自分たちのカフェを開店した。その店でコンサートを開催するという案内をもらったことがある。残念ながら当日は参加できなかったのだがその歌手がこの本の著者でもある。どんな歌を歌うのか聞いたら昔自分が聞いていたニューミュージック系の女性歌手の名前が出てきた。その後もカフェでは何回かコンサートを企画しているが行ったことはない。名前を聞く度にパソコンで調べてその音楽を聴いてみたりしている。

著者は歌手であると同時に執筆活動も精力的に行っている。作品一覧を見て原発労働者について書かれたものがあったので興味を持って古本を買ってみた。同時に多分書店で新刊が出ていたので買ったのではないかと思っている。著者紹介を見ると何と朝日新聞の書評委員もしているし大学の卒論は川島芳子の評伝である。若いのにすでに何冊も本を出しているのにも驚いてしまう。この本では自身の生活やコンサートなどで全国を回る際に訪問した各地の出来事が書かれている。結婚や離婚を繰り返して子どもを抱えながらの生き様も含めてかなり赤裸々に書かれている。その内容が要するに丁寧に生きることということなのである。自分に正直に生きることは疲れることでもあるかもしれない。それらがきちんとある意味では強かに書かれている。「彗星の孤独」寺尾紗穂(スタンドブックス)

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10月

29日

久しぶりの古本まつり

今週の定休日には神田神保町で行われている古本まつりに行ってみた。ここ何年かは出掛けなかったが久しぶりに覗いてみた。これだけ古書店が集まっているのも凄い所だが街頭に多くの本が並んでいるのも珍しいだろう。久しぶりなので少し街頭の本を覗いていたがあまりの数が多く並んでいるので疲れてしまった。最近は本が売れないと言われるがそれでも多くの人が出ていた。見る限りそんなに何冊もの本を抱えている人はいなかったのでやはり売る方としては厳しいということなのだろうか。以前と同じでやはり本を見るのに疲れてしまうので結局店の中の本を見ることになってしまった。古書店街なのに新刊書店で多くの本を買ってしまった。大きな書店があるからというのもあるが残念なことに地域の書店には並んでいない本が何冊も置いてあるのだ。基本的には書店ではどこでも同じ本が買える筈なのに地方の書店では欲しい本が買えない状況が続いているのだ。東京に通勤していた頃にはどこでも本が買えたのに地方にいてあまり遠出をしないと欲しい本は注文しないと買えないのだ。本が売れないと嘆くより近くの書店で本が買える状態をつくってもらいたいと思う。神田は古書店が多すぎてぶらぶらと本を選んで歩くには少し遠すぎる。帰りの時間を気にしながら目当ての店を調べて寄ってくるしかない。久しぶりの古本まつりだったが結局よく行く店に寄っていつもと同じような本を買って帰ってくるという結果になってしまった。

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10月

19日

丁寧に生きること

何で知ったのだろうかと思い返してみても思い当たらないのだが名前だけは知っていたのでそんなことで買ってしまったのではないかと思う。最初はわからなかったが読んでみてから帯文の内容が理解できたような気がする。書かれていたのは「丁寧に書くことは丁寧に生きること」である。著者はまだ30代の女性である。名前だけは知っていたというのは彼女は歌手でもあるからである。以前店の近くに住んでいた若いカップルが会社を辞めて自分たちのカフェを開店した。その店でコンサートを開催するという案内をもらったことがある。残念ながら当日は参加できなかったのだがその歌手がこの本の著者でもある。どんな歌を歌うのか聞いたら昔自分が聞いていたニューミュージック系の女性歌手の名前が出てきた。その後もカフェでは何回かコンサートを企画しているが行ったことはない。名前を聞く度にパソコンで調べてその音楽を聴いてみたりしている。

著者は歌手であると同時に執筆活動も精力的に行っている。作品一覧を見て原発労働者について書かれたものがあったので興味を持って古本を買ってみた。同時に多分書店で新刊が出ていたので買ったのではないかと思っている。著者紹介を見ると何と朝日新聞の書評委員もしているし大学の卒論は川島芳子の評伝である。若いのにすでに何冊も本を出しているのにも驚いてしまう。この本では自身の生活やコンサートなどで全国を回る際に訪問した各地の出来事が書かれている。結婚や離婚を繰り返して子どもを抱えながらの生き様も含めてかなり赤裸々に書かれている。その内容が要するに丁寧に生きることということなのである。自分に正直に生きることは疲れることでもあるかもしれない。それらがきちんとある意味では強かに書かれている。「彗星の孤独」寺尾紗穂(スタンドブックス)

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